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「仕事とプライベートの架け橋」

2022/07/02

Z世代、ミレニアル世代、ハナコ世代3世代の対話から気づいた

「仕事とプライベートの架け橋」

Z世代の私にとって、もっと仕事を楽しくするために。もっと仕事仲間からの信頼を深めるためのツール先日、先輩と同期と私の3人で「飲み会」に行ってきました。会社全体の飲み会は今までに何度か参加していましたが、少人数で場を設けるのは初めてでした。後日、ランチ時にそのことを3世代3人で話をする中で、会社全体の飲み会(以後「大人数の飲み会」)とは違った「少人数の飲み会」ならではの楽しさや気づきを、具体的に発見できました。

「会社の人との飲み会ってどう?」という私への質問
対話していく中で「仕事とプライベートの架け橋」という答えが出てきました。
そのポイントとなったのが「大人数の飲み会」と「少人数の飲み会」の違いです。時勢柄機会はなかなかないですが、大人数の飲み会では、普段接点の少ない課長や部長と話すことができ、私の目線からでは見えない、会社の情報や目標などを聞くことができる良さがあります。が、「呼び出しベルの近くに座ろう」「グラスの飲み物、減っていないか?」など、気配りの面で「タスク感」を感じ仕事の延長線上で参加している感覚が正直な気持ちです。

一方、少人数の飲み会では、仕事もプライベートも5:5で話をしています。
大人数の飲み会では「会社のことが分かる」メリットが、こちらでは「人となりが分かる」になります。「二神さんにはこんなイメージで、こんなファッション似合いそう!」というガールズトークから、私は、「仕事でこんな服を着ていけばいいのか!」と発見がありました。先輩からの提案でも指導でも、会社で言われるより素直に受け止めることができました。

また、時代の流れによる発見もありました。
コロナ入社1年目の私にとって私たちの社会人生活はコロナ生活が当たり前です。
コロナ前と後を比較すると職場でのコミュニケーションはどんどんスリムに・・・。
例えば会議。以前は開始前に会議室に集まってアイスブレークのような会話を行ったり、会議室からデスクまで一緒に歩きながら議題に関しての意見を交わしたりしたようです。
しかし私が知る会議は、オンラインで参加し、ミュート状態。会議が終われば強制的に終了=解散。画面上の2Dでしか皆さんのヒトとなりを想像できません。
しかしリアルで空間を共有していると、例えばコピー機や給湯室の使い方や、何気ない時間の会話などからその人はこんな人なのかな、という判断材料が多くなります。
「以前より作業は効率化されているが、人と人の円滑なやり取りがしにくくなっている」
効率化でそぎ落とされた時間に人と人を緩やかにつなぐ何かがあったのかもしれません。
今はそれを意識的につくらないと叶わないものになっているようです。

「仕事とプライベートの架け橋」
もっと仕事を楽しくするために。もっと仕事仲間からの信頼を深めるために私は「飲み会」をツールにしていたのだと気づきました。他の方はカフェ活だったり方法は様々かもしれません。 オンラインでいつでもどこにいてもコミュニケーションを取れますが、私はシンプル化された2Dの情報だけでなく、共有した日々の生活からヒトとなりを知っていき、立体感のある関係性を築き、より充実したメンバーの関係性の中で仕事がしたいと感じました。(二神 奈津実)

まず、思ったのは、「お酒、飲むんだ!飲み会ってアリなんだ」ということ。若者のアルコール離れが言われて久しい中、「飲み」自体が身近にないZ世代には、プライベートなものであっても「会社の人との飲み会=義務」かな、という気がして、声をかけるのはためらっていた。
それだけに、会社の飲み会も、「仕事のことで知らなかった話を聞けたりして刺激をもらえて、もっと頑張ろう!という気持ちになるんです!」という言葉はとても新鮮だった。
企業様の新人研修をさせて頂くことがあるが、Z世代は「真面目、前向き、協力的!」と感じることが多く、それに通じるものがあった。
そして、何よりの気づきは、「コロナ前/withコロナ」と当たり前のようにとらえがちな自分の感覚。大学卒業直前にコロナ禍がやってきた彼女たちにとっては、「withコロナ=当たり前の社会人生活」。対比すべき「コロナ前のビジネスパーソンライフ」は存在しないのだ。職場で何気なく見聞きすることからの気づき、会議室への移動中のちょっとした会話、ランチタイムの雑談で知らなかった一面を知れてほっこりするひと時…、そんな「余白」の時間が奪われてしまっている生活そのものが、Z世代の「社会人の日常」なのだと痛感した。
なっちゃんにとっては、お酒が人と人とをつなぐ、居心地のよい窓口。仕事だけではわからないその人らしさを知ることで、今までよりちょっと心地よい空間が生まれたり、仕事がサクサク進んだり、尋ねやすくなったり伝えやすくなったり…。 Z世代にとって心地よい「つながり方」のバリエーションをキャッチしてきっかけを見つけていけば、お互いに「リアルなn=1」に触れられるはず。まずは、目の前の大きな仕事がひと段落したら、なっちゃんと飲みに行くことにしよう(笑)(奥西有美)

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