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女性リーダーの心に響いたものは

2016/09/15

女性リーダーの心に響いたものは

2016年8月26日、関西NEC C&Cシステムユーザー会(NUA)主催の情報交換会「女性活躍推進」で、代表の広野が講演する機会をいただきました。システム会社やソフトウェア会社にお勤めのプログラマーやエンジニア、営業や人事のマネージャーなどを中心に、責任あるお仕事をされている女性リーダー層19名が、ホテル日航大阪に集まって来られました。

今回は、広野自身の仕事への取り組みやキャリアについて講演依頼をいただいたため、「すべての試練に感謝 ~普通の女性の経営物語~」というテーマで、お話しました。


人生の変遷と、その時々の信念

まず、広野の人生を年表にして、影響が大きかった出来事をお見せし、その時の気持ちの状態を矢印にして説明しました。自分から希望したわけではなく、転職をせざるを得なかったこと、作ってきたキャリアを中断しなければならなかったこと、3年毎に新人を経験したこと、会社を経営してからも、いろいろな試練があって今に至ることなどを語りました。

経営者として一番悩むのは人。自社のサービスにどう価値を付けるか、価格を考えるかの苦労。創業時から一緒にがんばった仲間が事故で長期休業したとき、戦力外通告を外部コンサルタントか勧められたが、そんなことはできないと守り、今ではナンバー3として重要な戦力になっていること。
生々しい実例もご紹介しました。

「振返ると、その時はピンチに思ったことが、後から考えるとチャンスになっていました。人生のターニングポイントです。自分がやってきた仕事は、営業と技術の橋渡しだったり、企業と消費者の橋渡しだったり。『広野さんは、いろんな人の立場がわかるってことでは?普通の人だから良いのでは?』と言われたことがあります。普通の人ではダメだと長年思っていたけれど、それがあってこそ仕事ができて、人とつながっているのかなと。」

最後にお伝えしたのは、自分の強みを活かし、いろいろな人に支えられてピンチを乗り越えてきたこと。広野の90分の講演に、参加者は熱心に耳を傾けてくださいました。

働くうえで気になる課題は?グループで語り合う

講演の後は、90分のディスカッションの時間が設けられました。 参加者が課題として思っていることを挙げてもらい、グループで話し合いました。会社も業種も様々な、働くリーダー女性から出てきたテーマは下記の3つ。

・自分の強みと弱みは何か。組織での自分の活かし方は
・バックグランドの違うメンバーに、どうモチベーション持ってもらえば良いか

ワークライフバランスとは、どのようにとれば良いのか

そして、各グループで話し合った内容を発表。短時間ながら、数々の知恵や工夫が出され、それらをまとめて、全員に共有されました。
広野からも、「自分の弱みや問題を公表すると、理解や支援も得やすい」「マーケティングは数字で裏付けるので、意見も感情的にならず聞いてもらいやすい」などのコメントを出しました。
また、アイ・キューブ社で研修を受けて、社員全員の思考特性を理解する(エマジェネティクス)ことで、コミュニケーションがしやすくなった例には皆高い興味を持っていました。

3時間の情報交換会は、とても盛り上がり、あっという間に終了です。アンケートは主催者も驚く100%の満足度(大変満足81%、満足19%)となりました。自由回答にも、たくさんの熱いメッセージが寄せられました。一部ご紹介します。

●講師の広野様のお話しが大変勉強になりました。ご自身の体験、その時に考えられた事、 また学ばれた事を時系列でご紹介下さり、人間関係の大切さ、人間関係を築づく大切さ 、人間力などが、後で必ず何かを起こすということを改めて認識させていただきました。

●大変わかりやすく、広野さんのパーソナリティーがよくわかるお話しでした。全然「普通」ではないです!スーパーレディと思います!

●講師のお話しが非常に興味深かった。ただ長く働くだけでなく、何か社会の役に立つため に頑張らなければと今更ながらですが思いました。

●これからは女性が活躍する場がどんどん増えてくるかと思いますが、やはり壁はあると思います。そんな時に今日の話を思い出して頑張りたいと思います。講師の方の今まで歩んでこられた道がすごいと思うと同時に、まだまだ自分は後ろ向きだと感じました。これからは前を見て進んでいきたいと思います。

異業種の方のお話しを聞く機会が少ないので、貴重な経験になりました。座談会も色々な話をできて盛り上がり、時間が足らないぐらいでした。

多くのあたたかな声に、広野も涙、涙。
次世代を創る女性リーダー達と考え話し合う、素晴らしい時となりました。

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