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効率化されたZ世代のパートナー探し

2023/01/11

突然ですが、皆さんが恋人や結婚相手などパートナーとなる人に求めることは何ですか?もしくは、かつてパートナーとなる人の条件として求めたことは何ですか?やさしいこと?背が高いこと?容姿?学歴?家柄?その人や、その時の状況、その時代により求めることは異なったことだと思います。では、それをパートナーに確認するあるいは確認したタイミングはいつでしょうか?

今回は、私の経験をもとにZ世代のパートナー探しについて考えていきたいと思います。

Z世代のパートナー探しアイテムの1つに、マッチングアプリがあります。マッチングアプリはネット上(オンライン)の出会いから実際(リアル)の出会いに繋げられるサービスのアプリで、ビジネスやペットの里親探しなど様々な出会いの場になっており恋愛におけるパートナー探しでも活用されることが増えてきているサービスです。私自身もアプリの利用経験があり、私の周りの友人もパートナーとの出会いはマッチングアプリだったという話が少なくありません。私の感覚ではありますが友人の半数以上がマッチングアプリ経験者ではないでしょうか。

アプリが流行り始めた要因の一つとして、コロナ禍で出会いの場が失われたこととが考えられます。コロナの流行と共に社会人になった私は、驚くほど新しい出会いの場が少なくなりました。
習い事やスポーツジムなどで共通の趣味を持つ人が集まることもなく、いわゆる「合コン」などもほどんどありませんでした。

けれど、マッチングアプリが流行り始めた要因としてもっと大きいことは、最初から価値観の合う人と出会えるという効率の良さがあることだと思っています。マッチングアプリで知り合った場合、まったく知らない者同士であるため、お付き合いをする前に割り切って「理想とするライフプラン」や「価値観」を確認することがしやすいのです。 例えば、結婚したいが子どものいない家庭を持ちたいと思っていたとします。マッチングアプリで初めて会った人であれば、「なぜマッチングアプリを利用したのですか?」や「将来どんな家庭を持ちたいのですか?」などを会ったその日に聞くことができます。けれども、もし友人から紹介された人であれば「私は子どものいる生活ではなく、あなたとずっと2人で生活したいのだけど、どう?」という話を紹介されたその日にすることは少し難しいように感じます。そして、長くお付き合いをした末に「いや、僕は絶対に孫を親に見せるんだ!」などと言われたらライフプランは我慢するか、相手と折り合いをつける努力が必要となってきてしまいます。そして、このことは相手との余計な衝突を避けることにもつながります。初めから自分の価値観と一致する人、価値観を受け入れてくれる人をパートナー候補とできるのです。

■私の価値観■
パートナーには価値観や理想とするライフプランが一致することを求める。
それを出会った直後に確認することで、より有意義に二人の時間を費やして過ごしたい。

ミレニアム世代(アラフォー)/岡本
私がパートナーにかつて求めたことは、その時の時間を一緒に楽しめること、一緒に時間を作り上げていけることでした。周りでも良く「笑いのツボが一緒」などもパートナーに求めることとして、聞いたような気もします。
私たちの時代は、結婚に対する判断軸は「家」ではなく「自分」へと移り行き、女性も結婚しても出産しても働くことが急に増え始め、だからこそライフプランも手探りでした。
また10代後半~20代にかけてアメリカの同時多発テロ、リーマンショック、震災など、「今まで通り」が立ち行かなくなる事態が簡単に起こってしまうということを経験し、より一層、変化する時代に対応するべく、その時々で自分で考え、親の世代が描いていた「幸せ」とは違う形の、自分なりの「幸せ」を考え選び取っていく世代だったのかもしれません。 今の人々は更に自分軸をはっきりと持っており、多様性といわれる時代において他者との違いや自己理解ができており、ライフプランを描くこともできています。そんなZ世代の人たちが活躍する社会は、どう変わっていくのか。ゆっくり体験していきたいと思います。

Hanako世代(還暦前)広野
ここ最近、結婚式を挙げるカップルの半数が「マッチングアプリ」で知り合っている、という事実を聞いたばかりで、Z世代の二神からこのコラムが送られてきた。その事実を裏付ける理由が書かれていて、納得した。彼女の「価値観やライフプランの理想の合う人」を結婚相手に選ぶべきという主張には、全く異論はなく、本当にその通りだと思う。そして、そこに「最初からそういう人と出会える効率の良さ」や、おそらく合わない人に対して断るといった「やりたくないことは徹底的に省く」Z世代の生き方に、「つくづく時代は変わったな」と思う。
我々の時代は、「三高」という言葉も流行っていて、「高身長」「高学歴」「高収入」の相手(ここでいう場合の対象は男性だが)をいかに探すか、ということに主眼が置かれていた。女性たちは、そういう男性がいそうな有名大学のサークルに入ったり、大企業に就職したりした。だから、4年生大学を卒業するより、「お嬢様」イメージの強い「短大」を卒業している方が、この目的に対しては、数倍有利だった。「自分軸」とか「将来のライフプランを描く」なんてことは、あまり考えていなかったのではないだろうか。女性は家にいることが当たり前で、もしも仕事を続けようものなら「家事や育児を完璧に(夫に負担をかけないように)こなしてから」というのが条件だった。女性の人生は男性(の年収)に左右すると考えられていた時代なのかもしれない。きっと男性も生きづらかったに違いない。
さて、話がちょっと違う方向にいったが、我々の時代には、「恋愛結婚」か「お見合い結婚」か?という話題も多くのぼっていた。少女漫画を読んで育った私は、「恋愛結婚」しか考えられず、「愛があれば・・・」という夢見る夢子ちゃんだった。
でも、年を重ねるうちに「お見合い」なるものも経験しておけばよかったな、と思うようにもなった。それは、結婚となると、「事前にある程度お互いのことを知った上で、しかもお互いの家が納得した上」での方が良いのかも?と思えたからだ。究極は、この「お見合い」の発展形が今のマッチングアプリではないかと思うが、いかがだろうか。我々の時代の「お見合い」は、「(世話好きの)人」を介して、行われ、「家同士のマッチング」のイメージは強かった。今は、時代とともに形を変え、「お見合い」のよい部分は残っているのかもしれない。実はこういうアプリが出始めたときは、価値を理解できていなかった私だけど、今は、男性も女性も、自分を偽ることなく、ありのままの自分の価値観を事前にさらけ出し合い、理解した上でお付き合いを始めるというのは、きっと着実な結婚生活につながっていくのではないか?と、Z世代の子たちをちょっぴり羨ましく思いながら、見守りたいと思っている。

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