海外実感レポート

ドイツ(夏季)の週末の過ごし方

2019/05/31

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ドイツの気候は北海道とよく似ています。夏の始まりは6月頃。名物白アスパラの時期が終わったら夏、といったところでしょうか。そして、8月半ばには既に風は涼しく感じられます。春と秋は短く、一気に夏、冬、という感じなのです。

そんなドイツの日曜日の朝は、「今日は日曜日だ!」とわかるくらいとても静かに始まります。それは飲食店以外のお店が空いていないこと(最近ではパン屋がお昼まで開店するようになりました)が理由のひとつに挙げられると思います。土曜日は平日同様20時までは開くようになりましたが、私がドイツに来た頃(20年前)は13時に閉まっていました。娯楽施設も比較的少なく、競馬や競輪の常時開催はありませんし、パチンコ店もありません。週末、人々はどのように過ごしているのでしょう。

まず、一番目にあげられるのは森での散歩です。国土の平地面積が広いドイツでは、住宅地のそばに森が多く、自転車で走りやすい道も整っています。新緑から秋まで、犬を連れている人や、子ども連れの家族、サイクリングを楽しむ人たちで森の中は賑わいます。ライン川沿いのサイクリングロードでは、長距離を走る人たちを見かけます。森の外れや川沿いにあるビアガーデンやレストランでは、晴天の日には日光浴をしながら足を休める人、アイスを食べる子どもたちや食事をする人たちでごった返しています。

我が家では養蜂を行っており、週末はミツバチの箱の中をチェックしたり、はちみつの収穫などの作業をしています。収穫作業は朝から晩まで家族総出で行います。

わが家で養蜂しているはちみつです

ミツバチは巣に近づくと守るために攻撃をすることがありますが、いつもはおとなしい性質です。

庭に畑を持つ人も多く、野菜の世話や芝刈り(日曜は宗教の影響も強く安息日なので大きな音を出す作業はしません)、家族で、また、友人家族を招いてバーベキューをするのも夏の風物詩です。

又、夏のドイツでは「○○マーケット」という名のお祭りが各地で開催されます。
だいたい1週間ほど続くのですが、移動遊園地がやってくる他、ゲームや、焼きソーセージ、綿あめ、クレープ等飲食の屋台が立ち並び、特に週末には大勢の人が押しかけます。もちろん、ビールも沢山飲まれています。

クリスマスマーケットでも売られているのですが、レープクーヘンというドイツの伝統的なクッキーです。
アイシングで飾られていて名前を書いてあるバージョンもあります。

ドイツには固定の大きな遊園地やアミューズメントパークが少ないので、こうしてマーケットで遊具を楽しむのがスタンダードなのかもしれません。逆に言えば、森が近くにあるので、普段は自然の中で過ごすことが生活の中に浸みこんでいるような気もします。
野外コンサートも行われます。ジャンルも色々ありますが、ヨーロッパであるだけにクラッシック音楽が根付いており、料金もリーズナブルで誰でも気軽に入場できるところも大きな魅力ではないでしょうか。

ドイツはご存知のようにサッカーも盛んです。フランクフルトでは、飲食店などで日本人サッカー選手と遭遇することも少なくありません。子どもたちも小さい頃からサッカーチームで練習を重ね、この晴れ舞台が週末の試合です。親たちも会場へ連れて行くのはもちろんのこと、子どもたちに熱心な応援をしています。

夏の短いドイツ。貴重な日差しを楽しみながら、しっかりと新しい週のため英気を養っているのかもしれませんね。


●Kayoko Melcher●
1998年にドイツ人の夫と結婚。現在夫、子ども4人とフランクフルト郊外に暮らす。2013年より養蜂を始め、2018年度ヘッセン州コンテスト1位の蜂蜜を輩出。環境改善や人とはちみつとミツバチの関わりあいを楽しく学ぶワークショップを開催中。https://www.facebook.com/melcherhonig/

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