国内実感レポート

古くて新しい驚き! 私好みのホンモノを楽しもう

2019/01/15

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典型的な「昭和の主婦」って、私みたいな人のことを言うのだろうか。色々な好みを家族(特に夫)に合わせてきた気がする。例えば、飲み物。コーヒー好きの夫が家にいる時は、私だけ別の飲み物を入れるのも面倒ということもあって、コーヒーばかりだ。先日は、夫につきあってコーヒー豆の1日焙煎教室まで行ってきた。煎られた豆は良い香りだったが、私は家でやるほどの気持ちになれなかった。

紅茶には一時私も凝り、大きなジャンピングティーポットも買ったが続かなかった。先日は娘と関西初出店のタピオカミルクティーの店に1時間並んで入った。確かにここの紅茶はおいしいが、また行きたいと思うほどではなかった。

THE ALLEY のミルクティー

そんなある日、1人で家にいるとき、ふと気づいた。私は日本茶をよく飲んでいるのだ。思えば、私の実家は日本茶を入れることが多かった。結婚してからも、母は5月になると、ちょっと高価な新茶を買ってくれた。適当な入れ方をしても、ふんわりした新緑のような甘さにびっくりしたものだ(使うのがもったいなくて毎年賞味期限切にれしていたが)。 そして、器の中で一番のお気に入りは、10年くらい前にリサイクルショップで一目惚れして買った、 煎茶器セットだ。小さくて可愛く、湯さましもついていておままごとセットのようで楽しい。正 しい使い方も知らず、ティーバッグの煎茶を入れている。

でも、どうして、紅茶やコーヒーのように1杯400~500円くらいで日本茶を出すティールームやスタンドがほとんど見当たらないのだろう?

私が20代の時に初めて缶入りのお茶が発売された。それまで自販機で買える飲料は甘いものばかりで辟易していた私は、好んでお茶の缶を買った。当時の彼氏は「お茶にお金を払うって損した気がする」と言って、わざわざ甘い缶コーヒーを買っていた。私は心の中で、「ケチ!」と彼の点数をかなり下げたが、彼にはお茶=無料、が染み付いていたのだ。確かに小学校時代、給食の時には お茶は無料で配られた。休憩所や高速道路のサービスエリアでは今でも日本茶は無料で飲めるところが多い。

日本茶が好き、と気付くとちゃんと知りたくなる。そこで、ママ友達2人とともに、宇治茶で有名な京都の福寿園へ、煎茶と玉露の入れ方を教わりに行ってきた。 まず日本茶インストラクターさんが煎茶について教えてくださった。適温(70度)に冷ますために何度か器に湯を移し替え、急須に入れる。タイマーで正確に時間を計った後、煎茶用の小さな茶碗へ。うまみが強く苦味を感じない。3人とも「美味しい・・」と感激した。

福寿園のお茶のお講座

そして次は玉露だ。もっと低い温度にするため移し替えの回数が増え、茶碗はお猪口のように小さい。驚きは湯の量で、茶葉がやっと浸る程度しか入れない。2分半待って、「注いでください。」急須を傾けても、ポタッ、ポタッと水滴しか出てこない。15滴くらいなんとか入れた。

玉露を入れる講師

「さあ、召し上がってください」の声でいただいてみると、「えー‼」私たち3人から声が上がった。不思議なお出汁というか、ほんのり甘いアミノ酸的な味(実際にテアニンというアミノ酸が含まれている)。「お茶のエスプレッソです」と講師が話す。うまみが強く主役になるお茶で、お菓子は必要と感じない。正しく入れるとこんな味だったのか。カルチャーショックだ。カフェインもしっかり含まれているので、そのせいか私は夜まで頭がしゃっきりしていた。

家でさっそく、教わった煎茶を娘に入れてみた。お店ほどうまくは出せなかったが、娘は「美味しーい!いつもと違う!」とびっくりしていた。調べてみると日本茶専門のカフェはいくつかできている。私の気付かないうちに、日本茶はゆっくりと復権しているのだ。

日本茶カフェ1 結音茶舗(大阪市 空堀商店街)

日本茶カフェ 2 大阪茶会 (大阪市 天神橋筋商店街)

小さくて可愛い煎茶器ももっと集めたい。コーヒーに対抗し、家族内でも日本茶党を増やそうと頑張るつもりだ。


●norimaki●
兵庫県在住の主婦。大学卒業後、大手通信会社に勤務。広報部でマスコミ対応、社内TVの製作・キャスター・インタビュアーを務める。夫の転勤で退職後、転勤族として7度引越しを繰り返す。子どもは大学生と高校生の2人。現在の課題は「私はどう生きるか」

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