海外実感レポート

変わる、タイの食

2018/08/31

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タイの飲料は、砂糖が入っているのが当たり前。

暑い気候のせいなのか、タイ人が普段良く飲むものといえば、コーラやファンタなどの炭酸飲料や冷たく甘い飲み物が主流です。日本で売られているものより甘味が強く、かき氷シロップのような色と甘さです。逆に、日本に比べ炭酸の強さは弱く、シュワシュワ感が物足りません。

一般家庭の庭で普通に育てられているタイハーブも、香りを楽しむというより、下痢に効く、高血圧を下げる、といった漢方のような使われ方をしているので、砂糖なしでは少し飲みにくいです。

日本人にも人気のタイミルクティーは、コンデンスミルクを入れた甘い紅茶。

遺跡観光など少し郊外から離れた観光地には、生ココナッツジュースが売られています。ココナッツにストローをさした状態のものが約100円ほどで購入できます。

そんな中、タイの飲み物が、変わってきています。

今、タイでは、日本のお茶が大人気。特にグリンティーが人気で、はちみつレモンと緑茶、ライチと緑茶、スイカと緑茶をブレンドしたものなど、バラエティー豊かなお茶がコンビニやスーパーに、ずらりと並んでいます。販売価格は15B~30B(日本円で約50円~100円)と、お手頃価格です。

これまでタイでは、緑茶も「甘いもの」だと思われていました。玄米茶やウーロン茶にも容赦なく砂糖がたっぷりと入っていて、飲む気になれないくらい甘い。

しかし、2014年、ITOEN「おーいお茶」が発売され、タイ人にもお茶本来の味が知れ渡りました。それからは、無糖茶が浸透していき、今ではタイブランドでも無糖茶が販売されています。

以前は、日本から持ってきたお茶の葉からお茶を作ったり持ち歩いたりしていた私も、その必要がなくなりました。

甘くないお茶は、タイの人たちにもよく飲まれています。スッキリとした味や、甘くない分お茶の味がよくわかることが、好まれる理由のようです。タイでは大人も子どもも肥満体の人が多いのですが、緑茶のカテキン効果なども謳われているので、健康を気にしている人は無糖を選んでいるようです。

食事スタイルにも、変化が感じられます。タイと言えば屋台で買って食べるスタイルが古くからの定番でしたが、最近は、自分で料理をする人が増えてきました。オーガニック野菜も注目され、健康意識が高くなってきているようです。

また、今は、かき氷ブームです。カラフルな色とお洒落な盛り付けがインスタ映えするからです。

日本にないタイならではの飲み物と、刻々と変化する新しい食スタイル。長年の暮らしを通じて、その両方を楽しんでいます。


●ソンケーオ 慶子●
学生時代にバンコクでホームステイと語学留学を経験し、エネルギッシュな町や人々に惹かれ、2000年から本格的に住み始める。2004年にタイ人と結婚し、現在日本人学校に通う12歳の息子と3人暮らし。自分の特技を生かした仕事をするため6年前に手芸屋を開業。手作りのある暮らしを提案している。

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