国内実感レポート

目指せ!?家事男子

2018/05/15

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厚生労働省の調査で、共働き世帯が専業主婦世帯の割合を超えたのが約15年前。私の友人たちは妊娠出産で退職した人が多いが、子育てがひと段落した現在、パート、派遣、正社員などでほぼ全員が仕事に就いている。

友人たちの話を聞くと、共働き家庭の平穏がキープできるかは“夫の家事能力の差”だと感じる。というのも、夫は家事ができない→妻が全部こなすことになり疲労困憊でイライラ→妻の機嫌が悪いと家庭の雰囲気も悪くなる→今度は夫がイライラ→些細な事で喧嘩勃発!という流れに。ちなみに私の夫は家事万能、家庭は(比較的)平穏だ。

不安定な雇用や年金、働き方改革による労働環境の改善、女性の高学歴化などを考えると、この先は共働き家庭がスタンダードになることは明らか。それなら、我が家の兄弟を家事が上手な「家事男子」に仕上げようと考えた私。年頃の女性に家事男子はモテるはず!結婚したら平穏な家庭を築いて欲しい!!

善は急げと、家事の中で最も楽しい料理を学ばせるために、小学生の次男と料理イベントに参加。普通の料理なら家でも作れるので、料理を通じて地球環境を考え、社会的意義も感じられる「サルベージ・パーティー」を選択した。

「サルベージ・パーティー」とは、”フードサルベージ(食材を救う)”という考え方に基づき、形がバラバラだったり傷みかけたりした季節の野菜・果物を使って瓶詰めの加工食を作り、参加者と一緒に食べるというイベント。お友達の男子も一緒に参加したら、その子の手際の良さにビックリ。息子も頑張れー。

イベントではピクルスとコールスローを1時間程度で作り、試食&持ち帰りで終了。お味もラッピングも上々で大満足な次男と私。その日の夕食は、高校生の長男とコールスローを食べながら「君も家事男子になって欲しい!」という私の思いを語った。

しかし、長男の反応が鈍い。そのうえ「家事は女の人だけがするものなの?」というコメント。考えてみると小学校から男女共学校で学んでいる彼は、他の教科同様、男女一緒に技術家庭科の授業も受けている。私の時代のように男子・技術、女子・家庭科ではないのだ。

「家事男子にしたい」という思いは、家事は女性がするもので、男性がするならそれは有難い、という価値観に基づくことに気づいた私。そんな価値観を持ち合わせていない長男がピンとこないのは当然だろう。

さらに「掃除はルンバ(ロボット掃除機)がするし、この間テレビで洗濯物をたたむ機械ができたって言ってたよ。料理はそのうちペッパーやアシモ(人型ロボット)が作れるようになるんじゃない?」というコメントも。なるほど。彼が結婚する頃には、家事は夫婦&ロボットで分担するようになるのかもしれない。そしてそのとき、「家事男子」は死語になっているのだろうか。


K.K
神奈川県出身、東京都在住。短大卒業後、出版社に勤務。出産を機に退職し、男児2児との格闘の日々を過ごしつつ、フリーランスで在宅ワーク実践中。趣味は雑誌を読むことで、愛読誌は「Marisol」「MODERN LIVING」「Number」そして「週刊文春」。休日はもっぱらプロ野球観戦とビールを愛して過ごす。

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