国内実感レポート

タイムトラベルで、新たな価値を創造する

2017/01/16

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近年、廃墟観光が人気らしい。現在は使われていない遊園地や鉱山跡などを訪ねて異空間にロマンを感じて楽しむという。私も昨年秋、JR福知山線、生瀬(兵庫県西宮市)~武田尾駅(同県宝塚市)の廃線ウォーキングに初めて訪れた。
米映画の「スタンド・バイ・ミー」のように朽ちた枕木の上を歩き、暗いトンネルを懐中電灯を照らしながら進む。線路沿いの渓流を見ながら歩いていると、まるで現代から過去にタイムスリップしたようで、「ノスタルジー」が生まれる。

 

話は変わるが、昨年は江戸時代に活躍した画家、伊藤若冲の生誕300年の記念の年だった。動植物のどこかユーモラスな作風が大変人気を呼び、私も何度か、各地で開催された絵画展に足を運んだ。

私が歴史に残る絵画を鑑賞する時は、掲げられた年表や説明を読んで時代背景を理解し、描かれた過去を基準に鑑賞するのが常だった。しかし、若冲の、色鮮やかでキャラクターにもなれそうな動物たちは、それが江戸時代のものだということを完全に忘れさせる。他の鑑賞客からも「この絵、面白い!」「わあ、犬の表情が、かわいい!」といった感想が聞こえてくる。300年前の作品が現代の感覚に融合しているのが何とも不思議だ。

現在と過去の融合は、様々な形で私たちを感動させてくれる。
昨年見つけたもののひとつが、有田焼創業400年事業として昨年誕生した「2016(ニーゼロイチロク)」。伝統ある有田焼の窯元・商社と世界で活躍するデザイナーがコラボし、新しい有田焼を発信している。伝統的な有田焼のイメージしか頭にない私の最初の感想は、「これが有田焼?」。しかし、有田焼ならではの美しさに使い勝手の良さそうなフォルムが結びつくと、私の「お買物候補」に入ってくるのだ。
●2016/project http://www.2016arita.com/jp/
●ARITA EPISODE2 https://arita-episode2.jp/ja/index.html

過去と現代、それぞれの良さが結びついて、どんな価値が生まれるだろう?なんだかワクワクして、これからの更なる「出会い」が待ち遠しい気分だ。


●norimaki●
兵庫県在住の主婦。大学卒業後、大手通信会社に勤務。広報部でマスコミ対応、社内TVの製作・キャスター・インタビュアーを務める。夫の転勤で退職後、転勤族として7度引越しを繰り返す。子どもは大学生と高校生の2人。現在の課題は「私はどう生きるか」

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