海外実感レポート

アメリカ大統領選で盛り上がる、大統領商戦

2016/09/30

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4年に一度のオリンピックイヤーは、アメリカ大統領選挙の年。
私がアメリカで大統領選を経験するのはこれで3回目ですが、実は毎回「早く終わってくれよ」というのが本音のところ。予備選挙期間を入れると延々と2年間、ネガティブキャンペーンを流され続けると、とにかく憂鬱になるのです。日本では政治トップ(首相)の選挙が一市民に与えるインパクトはそれほど大きくありませんが、アメリカでは文字通り天下分け目。全く政策が異なる共和党か民主党のどちらの候補が大統領になるかは、今後のアメリカで暮らす(いや、全世界の)人々の運命を変えてしまう一大事。とはいえ、この常軌を逸したお祭り騒ぎには辟易としてしまいます。特に今回はこれまでよりもかなり過激。大統領候補をこき下ろすTVトークも毎晩のこと。自国の最高司令官になるかもしれない人物を、こんなにジョークネタにしてしまうアメリカという国をいったいどう理解したものか。(苦笑)

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さて、お祭り騒ぎといえば、大統領候補のキャラクターグッズ商戦。特に両党の全国大会で推薦候補が正式に決定する7月後半以降、大統領選挙の11月までの約4ヶ月が商戦の勝負時で、候補者をもじったアイデア商品が街にあふれ出します。本人(党)公認のTシャツやマグカップ、ヤードサイン、ポスターなどは候補者のWebサイトで販売していて、こちらは大切な選挙資金になります。一方、どう考えても本人の承認を得ていないだろう“お下品”な商品が平気で売られるのも、アメリカならではの文化。写真は、ペットショップのウィンドウで発見した、商品。トランプ候補の姿をした犬のおもちゃ(右)。ヒラリー、トランプ両候補の顔が並んだ箱の中身は、何と犬の●ンの後始末袋・・・。

halloween2Exif_JPEG_PICTURE【左】
また、10月末のハロウィーンでも、お笑い系大統領変装グッズは選挙の年の定番商品になります。

【右】
オバマ現大統領の選挙年(2008年)には、正統派で品のある商品が多かった気がするのですが。

 

敗者にはあっけないくらい冷たいアメリカ人。負けた候補のグッズは、11月以降はごみの山になってしまうのが運命・・・。やっぱりアメリカは資源の無駄遣い大国!?

●ヒラリー候補のサイトで紹介されている公式グッズ:https://www.hillaryclinton.com/
●トランプ候補のサイトで紹介されている公式グッズ:https://www.donaldjtrump.com/

(長野尚子)


●長野 尚子●
イリノイ州シカゴ郊外在住、フリーライター兼編集者、ときどきカメラマン。週末ジャズ・シンガー。剣道家。「人類平和」を究極のテーマとし、音楽、国際文化交流、教育、食、旅などの分野で人脈を広げながら執筆活動中。極上のブルースを求めてひとりでシカゴの夜を徘徊するのが趣味。著書に、アメリカでの「人生棚卸し」の旅3年間を綴った『たのもう、アメリカ。』(近代文芸社)。HP ⇒ http://www.shokochicago.com/

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