海外実感レポート

タイのタブー

2016/01/29

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タイには文化や風習の違いからタブーとされることや、タイ独特の習慣やマナーがあります。信仰の厚い仏教国であり、僧侶の社会的地位は一番です。僧侶に対するタブーとして、女性は僧侶の体や服に触れてはいけない、手から直接物を渡してはいけない。女性と接触すると戒律を破ったことになり、長年の修行が水の泡になるので特に女性は修行の妨げにならないように気を付ける必要があります。お寺を参拝する際はタンクトップに半ズボン、サンダルという格好では入場できないので肌が露出しないよう服装には注意しなければなりません。

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王室と国家に敬意を払うことも大切です。朝の8時と夕方6時にテレビやラジオ、公共の場所で国家が流れます。曲が流れている間は直立します。何をしていても手と足を止めその時間だけは静止して敬意を示します。たとえマラソン大会の途中でも立ち止まり敬意を表すことを優先し、その姿には愛国心を強く感じます。国王・王族に対する尊敬の念は深く、王室への批判的な言動は不敬罪にあたり刑罰の対象にもなります。

また、政治に関心を持つ人も多く、話題になることもあるのですが、派閥や考え方の違いで争いが起きたりするので、たとえ友人同士であってもタイの政治の話は控えた方がよいようです。

160129-4贈り物でタブーとされている一つに「お酒」があげられます。実は、タイは交通事故の多い国世界2位。そのため、政府が「ハイラオ=チェン」(お酒のプレゼントは呪いをかけるのと同じだ)、というフレーズを作り、特にお正月やイベントの時にはお酒を贈呈しないように呼びかけているのです。飲酒運転による事故防止のため、ビールやお酒のボトルやグラスが×で消されたロゴの横断幕や看板、ステッカーなどを作るなどして、国民にアピールしています。

その他、足の裏は不浄の場所とされ、人に足を向けたり足で物を動かしたりしてはいけない、ドリアンは強烈な臭いがあるのでバスや電車などに持ち込まない、などタイならではのタブーもあります。

重要なタブーから小さなタブーまで様々ですが、郷に入れば郷に従え。長く生活していると、それらひとつひとつが彼らの文化に深く根ざしたものであることが感じられ、敬意を持って行動する気持ちが自然と生まれてきます。

(ソンケーオ 慶子)


●ソンケーオ 慶子●
学生時代にバンコクでホームステイと語学留学を経験し、エネルギッシュな町や人々に惹かれ、2000年から本格的に住み始める。2004年にタイ人と結婚し、現在日本人学校に通う12歳の息子と3人暮らし。自分の特技を生かした仕事をするため6年前に手芸屋を開業。手作りのある暮らしを提案している。

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