海外実感レポート

進化するクリスマス・ライトアップ

2015/12/25

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シカゴは、北米でクリスマスイベントが一番早く始まることで知られています。11月20日には市内でクリスマスパレードが行われ、これを合図に各所でクリスマスイベントが始まって町中がまばゆいばかりのイルミネーションで彩られます。住宅街でも11月末の感謝祭が終わると、近所中が一斉に家をクリスマスイルミネーションで飾り始めます。

アメリカ家庭のクリスマスといえば、映画『ホーム・アローン』を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。実は、この映画のロケ地はシカゴから30キロほど北のWinnetka(ウィネッカ)という街です。映画を見てからずっと疑問だったのが、「いったいあんな大きなお屋敷の飾り付けは誰が何日かかってやるんだろう?」ということでした。実は、この飾りつけを専門にやっている「イルミネーション装飾業者さん」がいるのだとか。クリスマスシーズン前になると、業者さんは大きな家を狙って広告を入れていくそうで(うちには来ない)、ちなみにお値段は撤去費用コミで1,500~3,000ドル(約20万~35万円)というからビックリ。2~3人がかりで巨大なはしごと専用のツールを使って手際よくやってくれるそうです。(季節柄、きっとチップも弾んでくれるんだろうな、と下世話な想像をしてしまいます。)こんなお屋敷とは比べものならないほど小さい我が家でさえ、夫が2~3日かかってようやく完成するぐらいですから、この労力を考えるとこの値段は安いのかも!?

ところで、今年このクリスマスイルミネーションに画期的な新製品が加わり話題になっています。

151225-1レーザー・プロジェクターを使って、家全体を下からライトアップするもので、遠くから見ると光のネットに覆われているように見えます。これまでのクリスマス・ライトは、手間や値段の割に耐久性が悪く、オフシーズンの置き場に困るのが最大のネックでしたが、このレーザーを使うと屋根に上るなどの重労働をせずともあっという間にデコができてしまう。

151225-2なんで今まで思いつかなかったのだろうというくらいの優れモノです。あまりの人気に、すでに店頭では売り切れ続出なんだとか。

感心する一方で、この商品で一番打撃を受けたのは働き者の業者さん、特に南米移民の業者さんだったのでは…と思うと、ちょっと切ない気もします。

(長野 尚子)


●長野 尚子●
イリノイ州シカゴ郊外在住、フリーライター兼編集者、ときどきカメラマン。週末ジャズ・シンガー。剣道家。「人類平和」を究極のテーマとし、音楽、国際文化交流、教育、食、旅などの分野で人脈を広げながら執筆活動中。極上のブルースを求めてひとりでシカゴの夜を徘徊するのが趣味。著書に、アメリカでの「人生棚卸し」の旅3年間を綴った『たのもう、アメリカ。』(近代文芸社)。HP ⇒ http://www.shokochicago.com/

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