海外実感レポート

「民泊」での暮らす旅、ヨーロッパでも人気

2016/01/16

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ここ数年、海外ツーリスト達の間で滞在型の旅スタイルを選ぶ人が増えている。
滞在型スタイルとは、従来のようにホテルに宿泊するのではなく、キッチンや洗濯機などのちょっとした生活設備のあるアパートホテルやその街ならではのアパートを借りて、束の間の「現地暮らし」を楽しむというもの。例えば、パリであれば朝、近所のパン屋さんで買った焼き立てクロワッサンを部屋に持ち帰り、カフェオーレと共に優雅に朝食をとる、というように日常のパリライフを体験することで旅に臨場感を与えるのだ。その他にも、アットホーム、底コスト、広いなど利点が豊富で、欧米の友人たちも海外旅行ではよく短期の賃貸アパートを活用している。

そんな彼らの話に影響されて、昨年秋我が家もポルトガル・リスボンで「暮らす旅」を体験してきた。今回、利用した宿泊予約サイト「Airbnb」は、各国の空き家や空き部屋を宿泊場所として提供するホストとそれを探している旅行者をつなぐ仲介ビジネスで、物件リストの管理、登録、予約、支払いなどの貸借間の手続きを安全、効率よく代行し、 今世界中で急展開している。いわゆる「民泊」で、日本でも最近人気という。一旦登録をすれば、アパートの詳細などホストと直接メールのやり取りができる。サイト上の写真や条件と現物が大幅に異なる場合、逆にマナーの悪い借家人が滞在した場合、互いに仲介サイトにクレームを提出することも可能だ。このように中立的に管理することによって両者間のトラブル軽減し、モラルある利用を促すことにもつながっている。その一方で、ホテルに比べて滞在中のセキュリティ基準が緩い、ビジネスにおける各国の法的問題などまだまだ課題はあるようだ。

1511-1さて、我が家のリスボン「暮らす旅」は、立地、広さ、清潔さ、コスト、家主の対応、全ての点でとても満足のいくものであった。私たちが選んだアパートはリスボン市内の広さ80平米、旧建築エレベーターなしの4階、シンプル内装、キッチン完備、wifi付きという物件。異国の多少の不便さにあまり抵抗感がないのは、長年のパリ生活のお陰であるが、最近は年齢と共に、利便さよりも風情や情緒のある空間や物に惹かれ、アパート選びでもそれが反映されている。1511-2今回体験してみて、最も気に入った点は、何といってもリラックスできる所だ。食事の度に外出する必要もなく、朝もゆっくりできる。これをきっかけに、すっかりこの旅スタイルのフアンになってしまった我が家、さて次回はどの国へ行こうかと、まだまだ先の予定に夢を膨らませるのであった。

(M.O)


●M.O●
大阪出身。2000年からパリ在住。フランス人の夫、娘2人の4人暮らし。15年間日本とパリで貿易商社に勤めた後、数年前よりフリーランスで通訳、マーケティングの仕事へ転向。同時に長年続けている写真も本格的に始動、今年(2015年)1月パリにて初個展開催。「人に優しい街づくり」を目指すパリ市の発展に注目しながら、暮らしの工夫、異文化体験、最新ニュースなど生活に密着した身近なトピックを楽しくお届けしたいと思います。

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