変化する家族と向き合うアラカンの私
2019.9.13
海外実感レポート
2015/09/30
最近、スーパーや商店のスナック菓子コーナーでよく見かける様になってきた「ヘルシースナック」。
健康管理を意識する人たちが増えてくる中で、
油や塩、チリをはじめとしたスパイスをぐっと抑えたスナック菓子が次々と発売されています。
とても軽い食感で、ついつい一気に一袋食べ切ってしまう為、果たしてこれはヘルシーに値するのか?といつも自分に疑問を投げかけている私ですが、売れ行きは伸びている様です。
インドの飲料製品には日本よりかなり多い砂糖が入っている様に思いますが、少し前に政府のある
機関がメーカー各社に対して飲料製品の砂糖含有量を抑える様に指示を出しました。インドは糖尿病患者が多いので有名ですが、国民の健康管理促進に向けて少しずつ動きが出てきている様です。
身近なところでも人々の健康管理に対する関心の強さを見ることができます。
早朝や夕方に、近くの公園に足を運んでみると、ウォーキングやヨガに励む人たちがたくさん。
ウォーキングコースはとても混雑していて真っ直ぐ歩くのが難しいくらいです。
家族やご近所同士で声を掛け合って、多くの人は専用のウォーキングシューズを履き、周回タイムを計り、1時間近くも公園を歩いています。顔を合わせるのはいつも同じ人たちで、いつの間にか
ウォーキング友達ができたりするのですが、これは健康志向が強く、新しい習慣を取り入れることに柔軟なデリーという都会ならではの傾向ではないかと思います。
ところで、インドの都市部には大きな病院があり、日本と同じ様な治療を受けることができるので、
病気や怪我をしても安心です。その様な病院には
検診センターも併設されていて、連日大混雑して
います。その様子を目にした時は、インドでもこれだけ多くの人が自分の健康に気をかけているのかと驚きを隠せませんでした。
大病院での診察や設備は、地方の病院とは違ってレベルが高く、日本人にも安心できる一面で、
その費用は地方病院の数倍、あるいは数十倍にもかさみます。診察料2,000円、血液検査5,000円、CTスキャン13,000円…日本にいてもなかなか簡単には出せない金額ですが、大病院ではこういったお金の流れが引っ切り無しに起こっています。これも生活に余裕のあるニューリッチ層と呼ばれる人たちが増え続けている都会ならではの動きなのかもしれません。
また、インド水準では高いものの欧米諸国に比べると安いということで、わざわざ治療の為にヨーロッパからインドに渡航する年配の方も少なくありません。
私がよく通う病院の1階には、コーヒー店やサンドイッチ店、インド料理店やオーガニックカフェが入っており、どこに立ち寄っても満足のいく味なので、ついつい診察の帰りに食事をしてしまいます。また、入院患者に付き添う家族の為、コーヒー店はなんと24時間営業とサービスも十分です。
これからも、健康志向に関連する新しい商品やサービスが次々と生まれて行くのだと思います。
当面はヘルシースナックを食べ過ぎない様に注意をしている私です。
(Saliha)
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